白昼夢旅日記

死の恐怖に抗う為、旅した世界達の記録

Hello new world 1

最近いる世界

久しぶりの新しい世界

 

人の名前は出せないので色名表示

無   黒  

 

薄い膜の向こうに気配を感じる…

 

大切な人6人で2人ずつに分かれて世界移動

自分は青と共に移動したはずだった…

それは一瞬で、膜と思われるものが砕けると青が目の前にいた

浮いた体は自然と青によりかかる

それと同時に歓喜に沸き上がり声が聞こえてくる

「彼は本物だったのか」

「これで世界は安泰だ」

状況確認のために青に耳打ちをする

「これは…どういう状況で…?」

「いやー…それが俺もよくわかんなくて、一週間前にはもうこっちにいて…まぁ長くなります」

「そ…そっか」

あちらこちらで呼ばれる無彩色の姫と言う言葉が聞こえた

歓迎されるまま青と共に建物へと案内される

彼らの説明からすると

石の中に誕生した姫は、ずっとその封が解かれずどんなに力のあるものが触れても砕ける事はなかった。

そんな時突然、青が現れて結果封を解いて

「私がでてきた…と?」

喜ぶ村人らを尻目に青とアイコンタクトをとる

「彼と少し話がしたいので、2人にしてもらってもいいですか?」

少し疑問を浮かべながら、集まっていた村人たちは青と二人きりにしてくれた。

「一週間ってどうゆうこと!?」

「こっち来た時、無の入ってた石の近くにちょうどきちゃって、何で無がいるんだって思ってた時に村の人に見つかっちゃってさ…」

うんうんと相槌を打ちながら話を促す

「怪しい奴だー、姫を奪いに来たに違いないって…急に牢屋に閉じ込められて…何もできないまま3日すぎたんだけどさ、3日目で来た見張りが青い石落として、それが中入ってきたから綺麗だなーって持ったら反応して…そっからもう大騒ぎよ!」

「どゆこと?」

「この世界ではさ「色彩石」がとれてそれを扱える人が全然いないとかで、おれがその力を使ったみたいで驚いてんの。でもおれも来たばっかだし何が何だかでぽかーんとしてたら、勝手に記憶喪失みたいなことにされたから適当に合わせた」

いたずらっ子みたいに笑う青

「それからは外に出してくれて、力の使い方とか何色が使えるのかーとか色々試して、まぁ…青に適応してたってことで、見張りの落とし物が青でラッキーだった」

「青は青担当だし丁度いいね」

「そうそう! おれの色ーって思ってた」

2人でクスクスと笑う

「この服とかも全部用意してくれたんだけどさ、そっから何日か色々教えてもらって、おれのこと信用できるとかで、やっと石のとこ行けて今…って感じです」

「おぉう…大変だったね。じゃあみんなも色適応してるのかもね」

ふと外に出した人達の事を思い出しそろそろ中へと思っていると、今度は外へと呼ばれた。

「無彩色の姫よ…こちらを」

渡されたのは7色分の石

両手で受け取るが何も反応はない

「え?どゆこと?」

思わす青をみる

青も何も反応がないのかと少し驚いている

「姫よ」

呼ばれ向き直る

「御身の力で村の者達に加護をお与えください」

 

時間がないから続きは後日